2024年6月号
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加齢黄斑変性の治療はこの10数年で劇的に変化したといえます。その中でVEGF阻害薬を用いた治療の果たした役割は非常に大きく、昔は中途失明していたような患者さんの視機能も多く救うことができるようになってきました。しかし、それでもなお、中途失明の主要疾患であることには変わりなく、さらに有病率は年々増加しています。
2024年度診療報酬で新設された「がん薬物療法体制充実加算」。医師の診察前に、薬剤師が服薬状況や副作用の発現状況等について確認・評価を行い、医師に情報提供、処方に関する提案等を行った場合に評価される。がん研究会有明病院では、診療報酬で評価される以前から、このような「薬剤師外来」の体制を構築してきた。今回は同院の薬剤師外来を牽引する薬剤部調剤室長の川上和宜氏に、実践例や薬剤師外来あたる薬剤師の姿勢などを伺った。
2024年1月1日16時06分~6日23時20分にかけて発生した「令和6年能登半島地震」。1月~3月にかけ、全国より4,701名の薬剤師、1府10県2市より13台のモバイルファーマシーが派遣され、災害支援にあたった。2024年4月30日をもって災害救助法に基づく薬剤師活動は収束となった。今回は能登半島地震における薬剤師会の活動を紹介する。
2024年5月号
高齢化社会を迎えるなか、80歳までに3人に1人は帯状疱疹になるともいわれています。帯状疱疹発症後、神経の損傷をきたしてしまうと神経障害性疼痛が残ることもあり、抗ウイルス薬による早期治療が重要です。
2024年3月9日、第3回東京都がん薬物療法協議会~三団体合同薬薬連携推進研修会~が開催され、トレーシングレポートのさらなる活用推進、普及のための共通資材の必要性や考え方などが議論されました。
公益財団法人日本医療機能評価機構が発行している「共有すべき事例」を紹介します。今回は、バンコマイシン塩酸塩の注射薬と内服薬に関する調剤の事例と、アストミンとフェアストンの処方間違いに関する事例です。
小児の薬用量は、薬剤学的因子や生理学的因子などさまざまな要因で決まります。小児の場合は、各成長段階で臨床試験を行うことは現実的ではありません。そのため、限られた小児臨床試験で得られた情報をもとに標準薬用量が検討されます。
2024年4月号
慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧など様々な原因疾患により腎臓の構造や機能が低下した状態です。原疾患に対する治療とともに、腎保護作用により腎機能低下を抑制するための治療と、腎機能低下に伴い出現する症状に対する治療が行われますが、腎障害が進行し末期腎不全に至ると腎臓の機能を代替するために透析療法などを行う必要があります。
栄養状態が治療の成果に大きく影響を及ぼすことは広く認知されており、在宅栄養管理についての知識を持った薬剤師が多職種連携に関わることで、治療効果の向上が期待できます。2024年度の診療報酬改定でも、薬局の在宅医療へのより一層の注力に対する期待がみえるなか、在宅栄養管理のポイントを紹介します。
公益財団法人 日本医療機能評価機構が薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業にて発行している「共有すべき事例」を参考に、事例の概要と関係する薬剤のポイントを中心にサクッと読めるようファーマスタイル編集部が作成、紹介しております。
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