2017年12月号
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長引く咳の原因と対応について、最新情報も含めて、筑波大学医学医療系臨床医学域呼吸器内科教授の檜澤伸之氏に解説していただきました。
国立がん研究センターが発表した2008年のがん5年生存率をみると膵臓は9.9%と低く、予後不良ながんである。切除不能進行がんが多い膵がんでは化学療法の役割が大きく、近年は多剤併用療法のFOLFIRINOX療法やゲムシタビン+ナブパクリタキセル併用療法の有用性が示されつつあります。
予後不良ながんである膵がん治療における薬剤師の役割を交易財団法人がん研究会がん研究明病院薬剤部薬剤部長の濱敏弘氏とがん専門薬剤師の鈴木亘氏にお聞きした。
特定の香りを嗅ぐことで、その香りに結びついている記憶が呼び起こされる現象を「ブルースと効果」と呼びます。香りが記憶と強く関係する理由は、資格などの他の感覚と異なり、嗅覚が独特の経路をたどって脳の中で感知されているためです。
厚生労働省は、「情報通信機器(ICT)を用いた死亡診断等の取扱いについて」の通知を出し、ガイドラインを公表しました。これにより、看護師が医師の指示を受けながら、タブレット端末のテレビ電話などを通じて死亡確認し、死亡診断書を代筆できるようになります。
女性ホルモンの減少とゆらぎが原因でさまざまな不調が出現する女性の更年期。いわゆる不定愁訴といわれがちな更年期症状には別の病気が隠れていることもあり、その鑑別には受診が必須です。
外国の患者さんが来局した際に知っておきたい基本的な会話を紹介する本シリーズ。今回は医療用麻薬について。「痛みを緩和するお薬です。」これを英語で言うと!?
2017年11月号
少し前まで漢方薬は、西洋医学では治せない疾患に対して使われることが多かったのが、臨床試験におけるエビデンスも蓄積されつつあり、新しい使い方も広がっています。幅広い領域における処方のポイントや注意点について専門家から最新の知見をお届けします。
大腸がんは日本人が最も罹患しやすいがんですが、適切な治療を受ければ完治が見込め、たとえ進行がんや他臓器に転移しても治療法を組み合わせることで長期間にわたり生存が可能であり、良質な生活を送ることもできます。その背景には、治療薬の開発や外科手術の進歩、医療関係者の献身的な働きがあります。
大腸がんは他臓器に遠隔転移しても薬物療法と手術をうまく組み合わせて治癒も可能で、患者は外来通院で治療を続けることができます。がん・感染症センター都立駒込病院薬剤科の清美奈氏に大腸がん治療の現状や、薬剤師に期待される服薬指導のポイント、抗がん剤の副作用やその対応について伺いました。
血友病は昔から知られている遺伝性疾患で、関節内への自然出血や外傷時の出血が止まりにくく、また頭蓋内出血などの深部出血が生じやすいことから、かつては予後不良の疾患でした。しかし、治療薬の進歩により近年は健常者と同じような生活を過ごせるようになっています。
おもりをつけたロープを綱引きのように引っ張ったとき、人数を増やすと、1人当たりの引っ張る力は集団になるほど低下します。メンバーが多くなれば、「自分1人が手を抜いても大丈夫」という心理が働くからです。医療連携などでは多職種のメンバーで構成されるため、「社会的手抜き」は起こりにくいといわれますが、パフォーマンスを上げるためのポイントがあります。
外国の患者さんが来局した際に知っておきたい基本的な会話を紹介する本シリーズ。今回は抗がん剤について。「TS-1というお薬が出ています。」これを英語で言うと!?
2017年10月号
日本語で「骨盤底婦人科学」と訳される「ウロギネコロジー」。おもに婦人科医が女性に特有な子宮脱や膣の垂脱(骨盤臓器脱)、尿もれや頻尿など骨盤底の不具合を診る専門領域で、妊娠・出産、子宮筋腫などの婦人科疾患が排尿の不具合に深く関わっています。
近年、糖尿病網膜症の治療は失明予防からより良い視力の維持に主眼が置かれている。ただしQOV(Quality of vision)を維持するためには糖尿病患者が医師の指導にしたがって眼科検診を受けることが鍵だ。
糖尿病網膜症などの手術目的で来院された患者への服薬指導のポイントや注意点について、西葛西・井上眼科病院薬局長で、眼科領域の薬剤師として15年の経験をもつ桐原陽子氏にお聞きしました。
肝炎といえば、B型やC型などのウイルス性肝炎やお酒の飲み過ぎによるアルコール性肝炎でしたが、近年は、そのいずれにも該当しない「非アルコール性脂肪肝炎」の患者さんが増えています
訪日外国人数の増加にともない、医療機関で外国人患者に対応する機会も増えている。しかし、実際に外国人が来局した際に対応に悩む薬局は多いのではないだろうか。今回は外国人患者が多く訪れる薬局で、どのような対応を行っているか取材した。
春から秋にかけて活発に活動するマダニや蚊などの吸血生物は、ウイルスや原虫などの病原体を媒介して、ヒトに様々な感染症を引き起こします。
外国の患者さんが来局した際に知っておきたい基本的な会話を紹介する本シリーズ。今回はインスリンについて。「インスリン注射の使い方はわかりますか?。」これを英語で言うと!?
インスリンは、その成分によって作用時間が異なりますが、注入デバイスによっても様々な違いを生じます。たとえば、「プレフィルド製剤」には「フレックスタッチ」「フレックスペン」「ミリオペン」「ソロスター」と何種類ものデバイスがあります。これらのデバイスにどのような違いがあるか、わかりやすく説明できるでしょうか?
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