特集
日々変化する医療や医薬に関する注目すべきトピックや情報にフォーカスしました。-
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目覚ましく進化しているアトピー性皮膚炎治療 NEW
アトピー性皮膚炎の治療では近年、寛解導入療法における新たな外用薬、難治例に対するJAK阻害内服薬や生物学的製剤が次々に登場し、治療効果や副作用のみならず医療費の負担も考慮した治療選択がますます重要になっています。今回は、変化するアトピー性皮膚炎の治療のなかで、疾患の特性や治療選択の判断、患者指導、薬薬連携などについて、東京医科大学病院皮膚科 教授 伊藤友章氏にお話を伺いました。 -
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胃食道逆流症を理解する
消化器疾患のなかでも比較的有病率が高いとされる胃食道逆流症は、食生活の欧米化や肥満の増加などにより患者数が増えてきています。今回は胃食道逆流症について、逆流性食道炎や非びらん性逆流症(NERD)などの分類、主な症状や診断、重症度別の薬物治療などについて、栗林志行氏にお話を伺いました。 -
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薬剤師の吸入指導は喘息治療で非常に大きな力になる
QOLに大きな影響をおよぼす喘息。喘息増悪、さらには喘息死を防ぐだけでなく、寛解へと導くためにできることとして、一番取りかかりやすいのが徹底した吸入指導といえそうです。「ホー吸入」の普及活動に尽力されている近藤内科医院 院長の近藤りえ子氏にお話を伺いました。 -
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糖尿病の薬物療法とシックデイの対応
糖尿病治療中の人が体調不良を起こしたときを シックデイと呼びますが、上手に対応をしないと シックデイは時に生命に関わる合併症を引き起こします。今回、糖尿病の治療薬をそれぞれレビュー するとともに、シックデイにおける適切な対応に ついて、大阪医科薬科大学病院総合診療科 医長の 三澤美和氏に解説いただきました。
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ACPを貫く終末期の緩和ケア
2024年度の診療報酬改定では在宅医療の充実に向けたさまざまな見直しが行われ、訪問薬剤管理指導を行うための業務体制を評価した在宅薬学総合体制加算や、在宅医療への移行前に患者さんの自宅を訪問して服薬支援することを評価した在宅移行初期管理料などが新設されました。これらの改定を機に、薬剤師の間で在宅医療への関心が高まっています。
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小児の薬物療法と服薬指導を極める
小児期の薬物療法に難しさを感じる薬剤師も多いのではないでしょうか。薬用量や、出現する副作用の把握、スムーズに薬を服用させる方法など、小児ではきめ細かい対応が必要となります。小児薬物療法認定薬剤師の松本康弘氏に小児の薬物療法と服薬指導のポイントについて解説いただきました。
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不眠あるところに疾患あり
不眠症に対して処方される睡眠薬は多岐にわたり、薬剤師にとって薬剤選択の基準がわかりにくいのが現状です。今回は、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 睡眠・覚醒障害研究部 室長 吉池卓也氏に、本邦における国民の睡眠の状況や不眠のリスク、不眠症に対する認知行動療法や睡眠薬の使い分けなどについて解説していただきました。
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熱中症の対策を講じる
近年の猛烈な暑さにより、死亡者数も増加している熱中症。労作性の熱中症だけでなく、人口の高齢化や孤立が進むなか、周囲に気づかれないうちに徐々に状態が悪化している高齢者の熱中症も問題となっています。熱中症の動向やリスク、適切な予防や対処の考え方やその実践について解説しております。
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加齢黄斑変性の基礎知識
加齢黄斑変性の治療はこの10数年で劇的に変化したといえます。その中でVEGF阻害薬を用いた治療の果たした役割は非常に大きく、昔は中途失明していたような患者さんの視機能も多く救うことができるようになってきました。しかし、それでもなお、中途失明の主要疾患であることには変わりなく、さらに有病率は年々増加しています。
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帯状疱疹はすぐに治療し、後遺症を防ぐ
高齢化社会を迎えるなか、80歳までに3人に1人は帯状疱疹になるともいわれています。帯状疱疹発症後、神経の損傷をきたしてしまうと神経障害性疼痛が残ることもあり、抗ウイルス薬による早期治療が重要です。
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小児の薬用量と臨床検査値の考え方
小児の薬用量は、薬剤学的因子や生理学的因子などさまざまな要因で決まります。小児の場合は、各成長段階で臨床試験を行うことは現実的ではありません。そのため、限られた小児臨床試験で得られた情報をもとに標準薬用量が検討されます。
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透析を知る
慢性腎臓病は、糖尿病や高血圧など様々な原因疾患により腎臓の構造や機能が低下した状態です。原疾患に対する治療とともに、腎保護作用により腎機能低下を抑制するための治療と、腎機能低下に伴い出現する症状に対する治療が行われますが、腎障害が進行し末期腎不全に至ると腎臓の機能を代替するために透析療法などを行う必要があります。
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診療の現場から学ぶ抗菌薬の適正使用
2024年2月号特集「薬剤耐性対策 抗菌薬による治療を失ってはいけない」に続き、AMR対策の実践編を特集します。AMR対策の基本的な考え方や現場での対応について、国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院総合感染症科 医長の早川 佳代子氏に解説していただきました。
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薬剤耐性(AMR)対策 抗菌薬による治療を失ってはいけない
薬剤耐性菌による感染症の増加はサイレントパンデミックとも称され世界的にも対策が急がれるなか、AMR臨床リファレンスセンターの都築慎也氏に、AMRの現状や将来に向けた対策についてお話を伺いました。
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医師の働き方改革と薬剤師へのタスクシフト
2024年4月から施行される医師の働き方改革。主な内容は、医師の時間外労働時間の短縮と一人あたりの生産性の向上です。それを実現するには薬剤師をはじめとした他の医療職へ医師のタスクをシフトして、効率的な診療体制を構築する必要があります。実際に薬剤師はどのようなタスクを請け負うことができるのか、東北大学病院薬剤部長の眞野成康氏にお話を伺いました。
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喘息の吸入指導 効果抜群の「ホー吸入」を知っていますか?
昨今のコロナウイルス感染症の流行でマスクを付ける習慣が根付いたことで、この数年は喘息患者の発症や増悪発作が減っていると言われています。現在、コロナウイルス感染症への警戒が緩まりマスクをしない生活に戻りつつあることから、喘息患者が再び増加するのではないかという懸念も示されています。
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増える市販薬オーバードーズ 背景と患者心理に真剣に向き合う
かつては司法の問題とされていた薬物の乱用ですが、最近では刑事罰に問われず、より手に入りやすい処方薬や市販薬の乱用が増えてきています。市販薬乱用の背景やその実態、乱用頻度が高い市販薬、乱用や依存に至った患者さんとの向き合いかたについて、成瀬暢也氏にお話を伺いました。
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慢性腎臓病(CKD)という疾患概念を理解する
自覚症状なく進行する慢性腎臓病(CKD)。成人の8人に1人がCKDといわれています。腎臓の機能低下は不可逆性で、進行すると透析や腎移植などの腎代替療法が必要となる末期腎不全へと進展することから、いかに早期にCKDを捉えて適切な介入を行うかがポイントと言われます。
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ジェネリック医薬品の供給不安の解消に向けて Part.1
小林化工の水虫薬に睡眠薬の成分が混入した問題を発端に発生した医薬品供給不安。現在でも未だ供給不安の状況は続いており、特にジェネリックで薬剤の入手が難しい状況が続いています。
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ジェネリック医薬品の供給不安の解消に向けて Part.2
現在までも長引く医薬品供給不安はなぜ起こったのか、その原因と供給不安解消のためにはどのようなことが必要なのでしょうか。「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」のメンバーでもあり医薬品政策に詳しい神奈川県立保健福祉大学教授の坂巻弘之氏にお話を伺いました。
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筋萎縮性側索硬化症(ALS)を知り多職種連携で支援する
指定難病でもあり、現在の医療では治すことは難しい 筋萎縮性側索硬化症(ALS)。病名は耳にしたことが あっても、思いのほかその実態は知られていません。 ALSの病態の進行には個人差もあり、治療や療養、生活のサポートにおいては多職種連携も非常に重要です。 今回は、ALSの病態やALS患者さんのサポートにおいて知っておくとよいことや、多職種連携の取り組みについて伺いました。
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2023年最新版 心不全の診断と治療
心不全の患者数は増加の一途をたどり、毎年1万人ベースで患者数が増加していると推定されています。団塊の世代が後期高齢者に突入する2025年以降はさらに患者数が増加すると予測されることから「心不全パンデミック」の到来と危惧されており、その対策が喫緊の医療課題となっています。
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RSウイルス感染症と手足口病を知り薬剤の適正使用を
子どもがよく罹患するRSウイルス感染症と手足口病について、主な症状や対症療法を中心に東京都立小児総合医療センター感染症科部長の堀越裕歩氏に解説していただきました。また、薬剤耐性対策が進められるなか、ウイルス性疾患に対して抗菌薬の不適正使用を回避する重要性についてもお話を伺っております。
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鉄欠乏性貧血を知る
貧血のなかで最も頻度の高い鉄欠乏性貧血。鉄欠乏貧血では、原因の究明とその改善、経口鉄剤の投与などが必要となります。鉄欠乏性貧血の背景や主な症状、鉄剤による治療の実際までを、東北大学病院血液内科講師の藤原亨氏にお話しいただきました。