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本田先生のHealthy Days

SDGsと女性の健康

2019年3月号

SDGsとは?

私が健康機器メーカーを退職し、フリーの研究者として活動を始め、一番最初にいただいたお仕事が、環境省さんからのご依頼で、生物多様性マガジン「Iki・Tomo」の取材とイベント出演でした。*1
この仕事をきっかけに、私自身、健康×地球環境について考えるようになりました。私が独学で学んでいた2013〜2018年の間に、日本を含めた世界は、50年、100年先の地球と人類の存続を真剣に考える社会へと大きく変化してきています。
皆さんは、SDGs(エスディージーズ)という言葉をご存知でしょうか。
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2016〜2030年までの国際目標です*2。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人として取り残さない」ことを誓っている国際的共通言語です。途上国の貧困などの開発課題のみならず、気候変動やジェンダー、そして私たちが関わる健康のことなど、先進国も対象とした社会課題の解決を目指している取り組みです。日本でも、政府・自治体・民間企業・NGO・学術機関・市民等、様々なステークホルダーのパートナーシップによって、達成することを目指しています。今年はG20、ラグビーのワールドカップもあるため、“SDGsを考慮した薬局”を検討・確立していくことも大切なのかもしれません。

SDGsと女性の健康

SDGsは17のゴールと169のターゲットによって構成され、これまでの持続可能な社会づくりに関する様々な取り組みの集大成となっています。
先進国も途上国も、政府も企業も全てが自主的に取り組む2030年の目標です。ゴール3は「全ての人に健康と福祉を」、ゴール5は「ジェンダー平等を実現しよう」ですので、女性の健康課題に取り組んでいる企業や団体は、ゴール3と5に貢献していることになります。

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