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Special Report

野菜を積極的に販売するカフェ風薬局

2021年2月号
野菜を積極的に販売するカフェ風薬局の画像

都内に野菜を売りにしたカフェ風の薬局がある。そんな噂を耳にして、ファーマスタイルは薬局ランタン千歳烏山店を取材した。

野菜だらけの店頭

噂どおり店頭は野菜だらけ。大根、にんじん、白菜、ゆず、なす、小松菜、ラディッシュなど、ところ狭しと野菜が並んでいる。その数38種類。野菜の横には、看板に全国の処方せん承りますと書かれているが、その上には吹き出しで「魚醤あります」「オムツ交換できます」「電源あります」。そして、薬局名のランタンが店の前を灯している。ちょっと盛り込み過ぎて何が何だかわからない。
店内に入ると、屋根型の木の柱で落ち着いた雰囲気。玄米や有機野菜などの健康食品やサプリメントが陳列されている。この辺りに力を入れている調剤薬局は最近多いと思われるが、何やらこだわりがありそうな感じ。向かいには、コの字型のミニテーブルと長椅子が設置されている。

薬局ランタン千歳烏山店の店頭

薬局ランタン千歳烏山店の店頭。大根の主張が激しい。右手の看板には「魚醤あります」「オムツ交換できます」「電源あります」の文字。左上にはランタン。

カフェのような調剤薬局

この薬局をデザインした田辺薬品代表の田辺正道氏に話を聞いてみた。コンセプトは「カラダとココロの心配ごとをやさしく取り除いてくれる、カフェのような調剤薬局」だそうだ。たしかに、内装は薬局というよりカフェのような趣きがある。BGMも聞こえてくる。田辺氏曰く、来局者が滞在しやすい雰囲気を心がけ、カフェ風の音楽を流したり、近隣のカフェでテイクアウトしたコーヒーを飲めるようなスペースを設けたという。

薬局ランタン千歳烏山店の店内

店内風景。屋根型の木の柱に、右手には健康食品やサプリメントの陳列棚。中央と左手には椅子とミニテーブル。全体的に落ち着いた雰囲気で、最奥の調剤室の蛍光灯が少し異質に感じる。

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