2018年1月号
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日本人の死因第1位はがんです。がんの発症原因についてはまだ分からないことが多く、女性に多いがん、あるいは少ないがんなどの性差が生まれる背景として、女性ホルモンが関与していると考えられています。
がん患者のADL、QOLがここまでよくなった背景にはチーム医療による緩和ケアの充実がある。がんと診断された時から始まる緩和ケアにおいて患者の心を開くコミュニケーションとは?
緩和ケアでは患者の声に耳を傾け、不安な気持ちを和らげたり、医療者同士の意思疎通を図ることも重要な役目です。薬剤師に期待される服薬指導のポイントとは?
高齢化に伴う在宅医療の進展とともに、在宅患者さんを支えるための薬剤師の役割も広がっています。株式会社フロンティアファーマシーの前田桂吾氏に薬剤師が在宅医療に携わるうえで注意したい点についてお話ししていただきました。
高血圧は、「サイレントキラー」といわれるように、多くの場合、自覚症状がないまま進行して動脈硬化性疾患を発症し、死に至ることもある疾患です。今回は、労働者健康安全機構横浜労災病院院長の梅村敏氏に、高血圧緊急症について解説していただきました。
薬剤師の在宅訪問は、国が進める地域包括ケアシステムにおいても、在宅患者を支える重要な役割として期待されています。在宅訪問において必要な基本的知識を解説していきます。
抗がん剤の注射薬について、単回使用のバイアルを複数回使用する「薬剤バイアル最適化(Drug Vial Optimization :DVO)」の導入に取り組む病院が増えています。
学会発表、多職種カンファレンス、患者教育など、医療者はさまざまな場でプレゼンテーション能力が求められます。プレゼンテーションは、ただ単に資料を説明することではありません。プレゼンテーションの目的とは?
今後、かかりつけ薬剤師が地域住民への健康サポート機能を発揮するために必要とされる能力や取組みとは?超高齢社会における薬剤師の役割についてさまざまな意見が交わされた第50回日本薬剤師会学術大会の模様をお届けします。
2017年12月号
長引く咳の原因と対応について、最新情報も含めて、筑波大学医学医療系臨床医学域呼吸器内科教授の檜澤伸之氏に解説していただきました。
国立がん研究センターが発表した2008年のがん5年生存率をみると膵臓は9.9%と低く、予後不良ながんである。切除不能進行がんが多い膵がんでは化学療法の役割が大きく、近年は多剤併用療法のFOLFIRINOX療法やゲムシタビン+ナブパクリタキセル併用療法の有用性が示されつつあります。
予後不良ながんである膵がん治療における薬剤師の役割を交易財団法人がん研究会がん研究明病院薬剤部薬剤部長の濱敏弘氏とがん専門薬剤師の鈴木亘氏にお聞きした。
特定の香りを嗅ぐことで、その香りに結びついている記憶が呼び起こされる現象を「ブルースと効果」と呼びます。香りが記憶と強く関係する理由は、資格などの他の感覚と異なり、嗅覚が独特の経路をたどって脳の中で感知されているためです。
厚生労働省は、「情報通信機器(ICT)を用いた死亡診断等の取扱いについて」の通知を出し、ガイドラインを公表しました。これにより、看護師が医師の指示を受けながら、タブレット端末のテレビ電話などを通じて死亡確認し、死亡診断書を代筆できるようになります。
女性ホルモンの減少とゆらぎが原因でさまざまな不調が出現する女性の更年期。いわゆる不定愁訴といわれがちな更年期症状には別の病気が隠れていることもあり、その鑑別には受診が必須です。
外国の患者さんが来局した際に知っておきたい基本的な会話を紹介する本シリーズ。今回は医療用麻薬について。「痛みを緩和するお薬です。」これを英語で言うと!?
2017年11月号
少し前まで漢方薬は、西洋医学では治せない疾患に対して使われることが多かったのが、臨床試験におけるエビデンスも蓄積されつつあり、新しい使い方も広がっています。幅広い領域における処方のポイントや注意点について専門家から最新の知見をお届けします。
大腸がんは日本人が最も罹患しやすいがんですが、適切な治療を受ければ完治が見込め、たとえ進行がんや他臓器に転移しても治療法を組み合わせることで長期間にわたり生存が可能であり、良質な生活を送ることもできます。その背景には、治療薬の開発や外科手術の進歩、医療関係者の献身的な働きがあります。
大腸がんは他臓器に遠隔転移しても薬物療法と手術をうまく組み合わせて治癒も可能で、患者は外来通院で治療を続けることができます。がん・感染症センター都立駒込病院薬剤科の清美奈氏に大腸がん治療の現状や、薬剤師に期待される服薬指導のポイント、抗がん剤の副作用やその対応について伺いました。
血友病は昔から知られている遺伝性疾患で、関節内への自然出血や外傷時の出血が止まりにくく、また頭蓋内出血などの深部出血が生じやすいことから、かつては予後不良の疾患でした。しかし、治療薬の進歩により近年は健常者と同じような生活を過ごせるようになっています。
おもりをつけたロープを綱引きのように引っ張ったとき、人数を増やすと、1人当たりの引っ張る力は集団になるほど低下します。メンバーが多くなれば、「自分1人が手を抜いても大丈夫」という心理が働くからです。医療連携などでは多職種のメンバーで構成されるため、「社会的手抜き」は起こりにくいといわれますが、パフォーマンスを上げるためのポイントがあります。
外国の患者さんが来局した際に知っておきたい基本的な会話を紹介する本シリーズ。今回は抗がん剤について。「TS-1というお薬が出ています。」これを英語で言うと!?
いろんな環境で働く薬剤師さんに役立つ情報です。薬局でお仕事をする上での課題やシステム運用など、幅広い視点で考える薬剤師さんを応援。気になる隣の薬局事情などもご紹介しています。
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