業界
薬剤師の視点で医療にまつわる役立つ情報やトピックなど"業界"に関わる記事をご紹介します。-
Special Report
長期収載品の選定療養 仕組みをおさらいし、疑問点を整理して臨む
2024年10月1日より始まる長期収載品に関する選定療養費制度。2024年3月末の厚生労働省からの通知以降、対象品目や計算方法、患者向け案内など様々な情報が示され、対応の準備を急がれています。今回は、YouTubeチャンネルで、薬局に関わる全ての方に役立つ情報を日々発信する運営者 てっちゃん氏に、当制度の要点とよくある疑問点などを伺いました。 -
Special Report
心不全の増悪防ぐ官民学の取り組み 在宅でのICTモニタリングプロジェクトが進行中
日本では、現在の診療体制では医療従事者や病床数が不足し対応しきれなくなる“心不全パンデミック”の発生が危惧されています。オムロンヘルスケア株式会社と京都府立医科大学は、共同でICTを活用した実証調査を開始しました。同社は7月24日、京都市内で記者発表会を開催し、プロジェクトの責任者である同大学大学院医学研究科循環器内科学・腎臓内科学教授の的場聖明氏が「在宅における心不全ICTモニタリングプロジェクト」について講演しました。 -
Special Report
令和5年度 緊急避妊薬の試験販売 結果報告書を振り返る
緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業(厚生労働省医薬局医薬品審査管理課委託事業)として、薬局における緊急避妊薬の試験販売が2023年11月から開始されました。Part1では、2024年5月10日に厚生労働省が公開した当調査事業の令和5年度 結果報告書の内容をお伝えします。 -
Special Report
試験販売後の独自アンケート調査や海外との違いから課題を考える
「緊急避妊薬の薬局での入手を実現する市民プロジェクト(緊急避妊薬を薬局でプロジェクト)」は、2024年6月10日「誰一人取り残さないSRHR実現のために 緊急避妊薬の薬局試験販売の課題と展望を考える院内勉強会」を開催。当勉強会で提起された当調査事業および緊急避妊薬に関する現状の課題を示し、今後の道筋を考えます。
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Special Report
トレーシングレポートの運用と技能を磨く症例カンファレンス
薬薬連携のなかで、トレーシングレポート(TR)活用の意義は大きい。東京都江東区豊洲にある昭和大学江東豊洲病院とその周辺の保険薬局では、TRを円滑に運用するために体制を構築し、積極的な情報発信と共有、さらに協働して病院・薬局薬剤師が技能を向上させる取り組みを行っている。
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Special Report
調剤薬局におけるDX導入・運用の足がかりを先行事例から探る
調剤薬局は診療報酬、薬価の改定による売上の減少、薬剤師不足などの課題を抱えながら、かかりつけ薬局としてサービスの多様化が求められるなか、業務効率化を目指したDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいます。
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Special Report
実例から学ぶ 薬剤師力を発揮する薬剤師外来とは
2024年度診療報酬で新設された「がん薬物療法体制充実加算」。医師の診察前に、薬剤師が服薬状況や副作用の発現状況等について確認・評価を行い、医師に情報提供、処方に関する提案等を行った場合に評価される。がん研究会有明病院では、診療報酬で評価される以前から、このような「薬剤師外来」の体制を構築してきた。今回は同院の薬剤師外来を牽引する薬剤部調剤室長の川上和宜氏に、実践例や薬剤師外来あたる薬剤師の姿勢などを伺った。
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Special Report
能登半島地震チャリティー報告会
2024年1月1日16時06分~6日23時20分にかけて発生した「令和6年能登半島地震」。1月~3月にかけ、全国より4,701名の薬剤師、1府10県2市より13台のモバイルファーマシーが派遣され、災害支援にあたった。2024年4月30日をもって災害救助法に基づく薬剤師活動は収束となった。今回は能登半島地震における薬剤師会の活動を紹介する。
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Special Report
協働しやすい薬薬連携の構築を図る
2024年3月9日、第3回東京都がん薬物療法協議会~三団体合同薬薬連携推進研修会~が開催され、トレーシングレポートのさらなる活用推進、普及のための共通資材の必要性や考え方などが議論されました。
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Special Report
基礎から学ぶ 薬剤師視点を生かす在宅栄養管理
栄養状態が治療の成果に大きく影響を及ぼすことは広く認知されており、在宅栄養管理についての知識を持った薬剤師が多職種連携に関わることで、治療効果の向上が期待できます。2024年度の診療報酬改定でも、薬局の在宅医療へのより一層の注力に対する期待がみえるなか、在宅栄養管理のポイントを紹介します。
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Special Report
2024年度調剤報酬改定 変わる日本の医療 薬局経営の先を読む
今回は、株式会社アクシス主催「2024調剤報酬改定を読み解く これからどうなる?薬局経営~効率的な薬局経営に必要な考え方~」より、東京薬科大学薬学部生化学研究室客員准教授の巣山貴裕氏による、短冊資料をもとにした調剤報酬改定のポイントなどを紹介します。
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Special Report
要指導医薬品の現状とこれから薬剤師はどう関わるか
2013年の薬事法改正によって設置された「要指導医薬品」。医薬品を巡る状況は大きく変化し、要指導医薬品のあり方にも変化が求められています。今回は、2023年2月より開催された厚生労働省の「医薬品の販売制度に関する検討会」で議論された内容を中心にご紹介します。
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Special Report
保険薬局・病院薬剤師がともに考える「伝わる」トレーシングレポートとは
2023年10月28日、第2回東京都がん薬物療法協議会~三団体合同薬薬連携推進研修会~が開催されました。研修会では、東京都薬薬連携推進事業において作成された「都薬版トレーシングレポート」をベースに、伝わりやすいトレーシングレポートを作成するには何が必要か、記載方法などについて参加した保険薬局と病院薬剤師が意見を交わされました。
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意識調査
【読者のひろば】受診勧奨編~どんな時、受診勧奨していますか?
2023年10月号読者アンケートでお伺いした「受診勧奨」に関するご回答を紹介します。
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Special Report
服薬ケア医療学会第13回大会 SP研修をしてみよう!
対人業務の重要度と期待が高まる中、服薬ケア医療学会第13回大会では、「SP研修」の実践型講演が行われました。SP研修は、ロールプレイとどこが異なり、何が学べるのでしょうか。
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Special Report
がん専門病院による薬剤師向け研修 まずはがんの学習への敷居を下げる
がん研究会有明病院の研修「ABCセミナー」の第7回「肝・胆・膵がんの薬物療法」は、800名を超える方が参加しました。今回は、同院薬剤部長の山口正和氏にセミナー開催の背景や研修参加者へのメッセージなどを伺いました。
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Special Report
知っておきたい、心房細動の発見から治療、 そして術後管理。
心房細動の国内患者数は高齢化社会に伴い年々増加していますが、無症状の患者も多く、より多くの患者がいるといわれています。心房細動の概要や治療法、早期発見の重要性などについて解説します。
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学会クローズアップ
セルフケア、セルフメディケーション推進のための 臨床推論に基づく受診勧奨への期待
2023年8月18日~20日、第23回JAPANドラッグストアショーが開催されました。ここでは薬剤師業務にも関わる受診勧奨をテーマにした岸田直樹氏による特別講演「セルフケア、セルフメディケーション推進のための臨床推論に基づく受診勧奨への期待」を紹介します。
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Special Report
Webでも受けられる認定薬剤師の研修一覧
コロナ禍以降、いままで距離や時間の問題で参加が難しかった研修も、Webで受講できるようになったものも多く、研修の選択肢が広がっています。今回は研修認定薬剤師について、Webでも受講でき、認定単位取得可能な研修を一覧にまとめました。
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学会クローズアップ
学会カレンダー 2023年9月~11月
学会カレンダーをWebなどで公表されている情報を元に編集部にてまとめました。(2023年8月29日時点) 参加を検討している方は、学会の開催案内HP等で詳細をご確認ください。
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Special Report
広い視野と選択肢を備え在宅神経難病患者を支える
神経難病の多くは根治的治療法がなく、長期にわたる療養のなかで個々多様な身体障害をきたすため、在宅での対症療法や保存的治療を実施します。今回はヤナセ薬局薬剤師の宇野達也氏に筋萎縮性側索硬化症(ALS )を中心に神経難病患者さんの在宅医療における服薬管理や栄養管理、コミュニケーション、多職種連携のポイントなどについてお聞きしました。
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Special Report
患者様に求められる地域で生き残る薬局の条件とは
医療費抑制が検討され、薬価差益減や調剤報酬減に向かう中で、患者から求められる薬局になるためには、どのような条件が必要になるのでしょうか。規制改革の進捗など国内薬事行政の動向、海外のヘルスケア・薬局動向、AIの活用など、先鋭的なテーマを取り上げた株式会社カケハシ主催のイベントPharmacy Leaders Day 2023より、株式会社サンキュードラッグの藤井孝太郎氏の講演をレポートします。
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Special Report
心不全患者の「つなぐ」薬歴管理 確認点と4つのステップ
患者さんの安全を守り、かつ薬剤師がそのために振り返るためのツールである薬歴。オンラインセミナー「心不全患者の薬歴マネジメント」が6月14日に開催され、つなぐ薬局 柏の薬剤師、鈴木邦彦氏が心不全の症例を題材に薬歴管理のポイントを解説しました。
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Special Report
向精神薬の多剤投与と等価換算
向精神薬は様々な場面で使用されています。薬剤師アンケートでは、向精神薬について知りたいこととして「用量調整の考え方」が多く選ばれました。 向精神薬の課題とされている多剤投与と、その解決の糸口となり得る薬剤の等価換算について紹介します。