2023年1月の電子処方箋開始まで、いよいよ残り2か月となりました。2022年10月から電子処方箋の利用申請も開始し、すでに皆様のご勤務先でも開始に向けた各種準備が進んでいると思いますが、改めて電子処方箋開始にむけた最終チェック項目とご参考情報をまとめました。
2023年4月以降の導入は補助金減額
早めの導入準備を
本年10月からマイナンバーカード健康保険証利用時の患者負担額が減額され、また政府が2024年秋にマイナンバーカードと健康保険証の一体化方針を表明するなど医療分野の電子化の流れが加速しています。その中で来年1月からは電子処方箋の運用が開始します。
現在、電子処方箋は国が導入施設に補助金を支給し導入を促進しています。なお電子処方箋の導入時期が2023年4月1日以降の場合は補助金支給額が減額されるため(表1)、導入意向がある場合は早めに導入を進める必要があります。
表2に電子処方箋開始までのチェックリストと下記に各種参照情報をまとめました。これから電子処方箋の導入を進める方は、ぜひご参考ください。
電子処方箋 導入時期 |
大規模 病院 (病床数200床以上) |
病院 (大規模病院以外) |
大型チェーン 薬局 (グループで 処方箋の受付が 月4万回以上の薬局) |
薬局 (大型チェーン 薬局以外) 診療所 |
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2023年 3月31日以前 |
162.2万円 | 108.6万円 | 9.7万円 | 19.4万円 |
2023年 4月1日以降 |
121.7万円 | 81.5万円 | 7.7万円 | 12.9万円 |
厚生労働省資料より編集部で作成
HPKIカードの 準備 |
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対応システムの 発注 |
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