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Special Report

障害のある方の社会復帰を支援する 企業の取り組み

2023年1月号
障害のある方の社会復帰を支援する企業の取り組みの画像

民間企業の法定雇用率は2.3%、従業員を43.5人以上雇用している事業主は障害者を1人以上雇用しなければならない、という障害者雇用率制度があります。今回、ファーマスタイルでは、薬局グループの特例子会社として重度障害者を雇用しているクオールアシスト株式会社と、障害者の就労支援をしている株式会社ワイズキャリアに取材し、障害者雇用の実際のところを聞きました。

障害に対するリハビリだけでなく、直接的な社会復帰をサポート

株式会社ワイズキャリアは障害者手帳をお持ちの方を対象にした就職・転職支援サービスを提供する障害者専門の人材紹介業です。弊社グループ会社のワイズでは、2014年から脳血管疾患後遺症に特化した自費リハビリ施設『脳梗塞リハビリセンター』を運営し、リハビリを通じて社会復帰を目指す方々を多くサポートしてきました。
ご利用者の約半数は50代以下であり、多くの方が再就職を望まれますが、身体機能が改善しても納得のいかない業務や職種だったり、障害が残っていることで再就職先が見つからなかったりなどで社会復帰を断念される方もいらっしゃいました。そのような現状に触れ、就業マッチングの重要性を感じるとともに、直接的な社会復帰のサポートをして参りたいとの思いから、2022年6月に弊社を設立し、現在、弊社グループ運営の『脳梗塞リハビリセンター』をご利用された方を中心に職業紹介をしております(求職者登録は障害者手帳をお持ちであればどなたでも可能です)。

勤務開始後も身体と課題改善のためのサポートを実施 働きやすい環境作りにより定着を

弊社の特徴として、理学療法士など身体の専門家による“障害の正確なアセスメント(評価・分析)”により、ご本人の経験・能力・適正だけでなく、障害特性・お身体の状態とマッチする求人をご紹介することが可能になっています。  求職者様が登録されたら、まずキャリアカウンセラー及び身体の専門家との面談及びアセスメントを実施します。その後、求人企業様とのマッチングを行い、

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