4月に入り、穏やかな気候に眠気を覚える方も多いのではないでしょうか。今回は、睡眠をテーマに取り上げます。
医学的には、すぐに眠れる、すっきり目が覚める、日中の過度な眠気がない、の3点を満たせば「良い」睡眠といいます。何時間睡眠が最も健康に良いかという絶対的な基準ありません。以前は「8時間睡眠」とよく耳にしていたかもしれませんが、季節や日中の活動量、加齢などさまざまな要因で自然に寝付くことができる時間は変化します。「8時間寝なきゃ」という意識が強いと、むしろ目がさえてしまうことも。一方で、高血圧や糖尿病、うつ病と睡眠時間の関連をみた研究では、睡眠時間が6時間以上8時間未満程度の場合、発症リスクが低いとされています。睡眠時間は6〜8時間程度(高齢者はもう少し短め)を目安として、日中しっかり覚醒して過ごせるかが重要と考えるのが良いそうです。
先述しましたが、眠ろうという意気込みが強すぎると寝付きを悪くしかねません。就床時間に拘わり過ぎず、眠たくなってから床に就くのが良いといいます。ただし起床…