「ファーマスタイル カフェ」は編集部が体のケアに関するテーマで語るコーナーです。
2月に入り、そろそろ本格的に心配になってくるのが花粉症。薬剤師の先生方は処方箋でこの時期の到来を感じる方も多いのではないでしょうか。
今年は2月上旬からスギ花粉の飛散が開始し、花粉シーズンがスタートする見込みです。スギ花粉飛散のピークは、九州や四国は2月下旬~3月上旬、中国から東海にかけては3月上旬~中旬、北陸や関東、東北は3月上旬~下旬となるとのこと。スギ花粉のピークが終わると次に来るのがヒノキ花粉。ヒノキ花粉は3月下旬~4月中旬に飛散のピークを迎える予想です。花粉飛散量は東海、北陸、関東甲信、北海道は昨年よりも多い見込みです。地域によっては花粉症対策を強化する必要があるかもしれません。
花粉症に関係する食物アレルギーとして、IgE依存性の即時型アレルギーである花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome:PFAS)があります。花粉抗原に感作された患者さんが原因花粉の原因たんぱく質と類似の構造のたんぱく質を有する果物や野菜を食べた際に、