薬剤師トップ  〉 ファーマスタイル  〉 知識  〉 Medical Diagram  〉 ランニングの法則
check
薬剤師がおさえておきたい注目の記事
ハイリスク薬加算の薬歴の書き方は?服薬指導例についても解説
Medical Diagram

ランニングの法則

2019年6月号
ランニングの法則の画像

長い距離を速く走るほど健康によい、は間違い!?

NHKの大河ドラマ「いだてん」に登場する金栗四三は、1912年に開催されたストックホルムオリンピックのマラソンに出場した、日本人初のオリンピック選手です。そのレース中に金栗は熱中症によって意識を失い、近くの民家で介抱されて、目覚めたのは翌日のことでした。そのまま帰国したため、「競技中に失踪し、行方不明」という扱いになっていたのですが、そのことに気づいたスウェーデンのオリンピック委員会が、1967年のストックホルムオリンピック開催55周年記念式典に金栗を招待。70代半ばになっていた金栗は、ストックホルムのスタジアムをゆっくりと走って、ゴールのテープを切りました。「日本の金栗、ただいまゴールイン。タイム、54年8カ月6日5時間32分20秒3、これをもって第5回ストックホルムオリンピック大会の全日程を終了します」スタジアムでは、こうアナウンスされました1)
金栗は箱根駅伝の開催に尽力するなど、マラソン界の発展に大きく寄与しました。こうした先人たちの礎によって、いまやマラソンは国民的なスポーツとなっています。一般でもフルマラソンの完走を目指して、あるいは健康維持・増進やダイエットなどを目的に、多くの人がランニングを生活の中にとりいれています。
しかし、ランニングを始めたものの、挫折してやめる人も多いようです。9~11月にランニングを始めた男女378人を対象とした調査2)では、半年以内でやめた人がおよそ70%にものぼることがわかりました。継続できるかどうかの大きなカギが、“休足日”。継続できたランナーは3日に1回の割合で走っていることが多かったのに対し、挫折したランナーは2日に1回または毎日走っている…

この記事の関連キーワード

この記事の冊子

特集

症候別スキルアップ【第2回】腹痛

プライマリケアの入り口で、薬剤師として「腹痛」の適切な臨床判断を知りましょう。

症候別スキルアップ【第2回】腹痛の画像
専門医+エキスパートに聞くよりよい服薬指導のための基礎知識

part.1 食物アレルギー 専門医療機関での正確な診断と、適切な治療・管理を

食物アレルギーの診断や治療や管理では、正確な対処が求められます。食物アレルギー診療のポイントについて伺いました。

part.1 食物アレルギー 専門医療機関での正確な診断と、適切な治療・管理をの画像
専門医+エキスパートに聞くよりよい服薬指導のための基礎知識

part.2 食物アレルギー 正確な情報提供で食物アレルギー患者の生活を支援

正確な情報提供で食物アレルギー患者の生活を支援。食物アレルギー診療のポイントについて伺いました。

part.2 食物アレルギー 正確な情報提供で食物アレルギー患者の生活を支援の画像
エキスパートクイズ

食物アレルギー|答えて学ぼうエキスパートクイズ

「食物アレルギー」について正しく理解できていますか?クイズで確認してみましょう!

食物アレルギー|答えて学ぼうエキスパートクイズの画像
ここに注目!知っているようで知らない疾患のガイセツ

麻しん・風しん

感染力が強く、重症化の恐れが高い疾患「麻しん・風しん」について解説いたします。

麻しん・風しんの画像
Medical Diagram

ランニングの法則

継続することが難しいランニング。挫折せずランニングを長続きさせるためのコツとは?

ランニングの法則の画像

この記事の関連記事

薬歴の達人

人気記事ランキング