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エキスパートクイズ

てんかん|答えて学ぼうエキスパートクイズ

2019年2月号
てんかん|答えて学ぼうエキスパートクイズの画像

part.1 てんかんを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q1 以下の文章の( )に当てはまる用語を答えよ

新規発症部分発作に対する第一選択薬は、カルバマゼピン、ラモトリギン、(❶)、(❷)、トピラマートが推奨されている。カルバマゼピンはNa+チャネル遮断作用によって、興奮性伝達を抑える薬剤であり、ラモトリギンは(❸)、(❷)は(❸)と電位依存性Ca2+チャネルを抑制する。 (❶)は主に神経終末の小胞タンパク質2A(SV2A)に作用し、神経伝達物質の放出を抑制する働きがある。

Q1の答え 表示

新規発症部分発作に対する第一選択薬は、カルバマゼピン、ラモトリギン、(❶ レベチラセタム)、(❷ ゾニサミド)、トピラマートが推奨されている。カルバマゼピンはNa+チャネル遮断作用によって、興奮性伝達を抑える薬剤であり、ラモトリギンは(❸ 電位依存性Na+チャネル)、 (❷ ゾニサミド)は(❸ 電位依存性Na+チャネル)と電位依存性Ca2+チャネルを抑制する。 (❶ レベチラセタム)は主に神経終末の小胞タンパク質2A(SV2A)に作用し、神経伝達物質の放出を抑制する働きがある。

part.2 てんかんを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q2 以下の文章の( )に当てはまる用語を答えよ

抗てんかん薬の副作用は、各薬剤で、アレルギー機序が関与する(❶)による(❷)、(❸)の(❹)、長期服用時にみられる慢性期副作用に大別される。 (❷)では(❺)が代表的であり、まれだが重篤なものとしてStevens-Johnson症候群、薬剤性過敏症症候群などがある。 (❹)には、めまい、眼振、複視、(❻)、嘔気、食欲低下などが多く、これらは用量依存的に頻度が増加する。長期服用によるものとしては、体重増加、(❼)、尿路結石などがある。

Q2の答え 表示

抗てんかん薬の副作用は、各薬剤で、アレルギー機序が関与する(❶ 特異体質)による(❷ 急性初期反応)、(❸ 用量依存性)の(❹ 神経系への抑制作用)、長期服用時にみられる慢性期副作用に大別される。 (❷ 急性初期反応)では(❺ 皮疹)が代表的であり、まれだが重篤なものとしてStevens-Johnson症候群、薬剤性過敏症症候群などがある。 (❹ 神経系への抑制作用)には、めまい、眼振、複視、(❻ 眠気)、嘔気、食欲低下などが多く、これらは用量依存的に頻度が増加する。長期服用によるものとしては、体重増加、(❼ 多毛・脱毛)、尿路結石などがある。

part.1 てんかんを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q3 血中濃度測定が有用ではない薬剤を選べ

  • a クロナゼパム
  • b ルフィナミド
  • c ラモトリギン
  • d ガバペンチン
  • e ゾニサミド
  • f カルバマゼピン
Q3の答え 表示

aクロナゼパム

dガバペンチン

出題者よりコメント

てんかん治療は日進月歩で発展しており、新規抗てんかん薬も続々と承認されています。重篤な副作用や相互作用、血中濃度への注意が必要な既存薬に比べて使いやすく、処方量は増加傾向ですが、なんでも新規抗てんかん薬にすればいいわけではなく、腎機能や初期用量、精神症状への注意の他、薬価についても配慮しなければなりません。各薬剤の特徴を理解し、患者さんが最良の選択をできるよう、説明できるようにしましょう。

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