乳がん治療はサブタイプによって治療戦略を組み立てるを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q1 以下の文章の( )内に当てはまる用語を答えよ
嘔気・嘔吐は、抗がん薬による脳の中の(❶)が刺激されることで生じる。抗がん薬投与開始後24時間以内に出現する(❷)、抗がん薬投与開始24時間以後に出現する(❸)、精神的な要因により出現する(❹)がある。乳がんのキードラッグでは、嘔気・嘔吐を生じやすい抗がん薬は、(❺)、しびれを生じやすい抗がん薬は(❻)、(❼)などがある。
乳がん治療はサブタイプによって治療戦略を組み立てるを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q2 悪心・嘔吐の患者関連因子として該当するものを選べ
- 1 女性
- 2 低年齢
- 3 飲酒習慣の有無
- 4 喫煙歴の有無
長期にわたる治療を続けるために患者の生活に寄り添った副作用対策を行うを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q3 以下の文章の( )内に当てはまる用語を答えよ
抗がん薬治療において、嘔気を誘発する神経伝達物質としては、(❶)、(❷)、(❸)などがある。制吐療法としてはそれらの物質に拮抗する薬剤を使用するが、例えば、選択的NK1受容体拮抗型制吐剤(❹)やグラニセトロンなどの(❺)、ドパミン受容体拮抗薬としては(❻)などがある。また、従来、抗精神病薬・双極性障害治療薬として使用されてきた(❼)も2017年12月に、抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状に対して効能が追加され、最近では使用される機会が増えている。
高催吐リスクの抗がん薬治療であっても近年では外来で治療が行われることが増えています。一方、医薬分業の観点から院外処方せんを発行する医療機関が多く、したがって、保険調剤薬局においては、抗がん薬の点滴を受けた直後の患者が来局し、これらの制吐剤を調剤する可能性があります。そこで、抗がん薬の悪心・嘔吐について本クイズで主に取りあげ、リスク分類や嘔気の種類に準じた制吐剤を理解する上で重要となる薬剤について出題しました。
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