薬剤師トップ  〉 ファーマスタイル  〉 クイズ  〉 特集クイズ  〉 片頭痛・不妊治療|答えて学ぼう特集クイズ
check
【オススメ】生活保護や公費の患者さんは選定療養の対象になる?
特集クイズ

片頭痛・不妊治療|答えて学ぼう特集クイズ

2021年10月号
特集Quiz

片頭痛の病態と治療方針「新薬の作用機序と選択」を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q1 トリプタンを服用するタイミングとして最も効果的なのは?

  • 片頭痛が始まりそうな予感がした時点
  • 頭を振って痛みを感じた時点
  • 片頭痛が強くなって吐気を感じた時点
Q1の答え 表示
  • 頭を振って痛みを感じた時点

解説

トリプタンの服用タイミングは、予感がした時ではなく、実際に頭の痛みを感じ始めた時が最適とされる。一方、NSAIDsの場合は、片頭痛の予感がした時点で服用することが最も効果的と言われる。

片頭痛の病態と治療方針「新薬の作用機序と選択」を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q2 次のうち、片頭痛の予防薬として処方される薬剤を1~7から3つ、番号で選んでください。

  • 1 プロプラノロール
  • 2 ウラピジル
  • 3 バルプロ酸
  • 4 レボドパ
  • 5 アミトリプチリン
  • 6 アリピプラゾール
  • 7 エチゾラム
Q2の答え 表示
  • 1 プロプラノロール
  • 3 バルプロ酸
  • 5 アミトリプチリン

解説

片頭痛の発症抑制に、プロプラノロールやバルプロ酸は保険適用、アミトリプチリンは保険適応外として処方される(アミトリプチリンは厚労省医療課長通知により保険診療における適応外使用が認められている)。Ca拮抗薬・β遮断薬・抗てんかん薬・抗うつ薬・ACE 阻害薬・ARBは、片頭痛の予防薬として処方の可能性がある。一方、同じ降圧薬や神経系、精神系の薬剤であっても、α遮断薬やパーキンソン病治療薬、抗精神病薬、抗不安薬は、片頭痛の予防に用いられない。

不妊治療の基礎知識「男女別薬剤の分類と保険診療」を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q3 不妊治療に関し、次の説明の空欄の組み合わせで正しいものは?

  • 一般的に(①)間、避妊をせずに夫婦生活を営んでいるにも関わらず妊娠しない場合、不妊症とされる。
  • 女性不妊検査で血液検査は生理(②)、子宮卵管造影検査は生理(③)に受けるのが理想。
  • レトロゾールは(④)生成を抑制し、GnRHの分泌を促して排卵を誘発する。
  • ①半年 ②期間中 ③期間中 ④エストロゲン
  • ①1年 ②期間前 ③終了後 ④プロゲステロン
  • ①1年 ②期間中 ③終了後 ④エストロゲン
Q3の答え 表示
  • ①1年 ②期間中 ③終了後 ④エストロゲン

解説

①一般的に「不妊症」と定義される期間は1年間。ただし年齢が高い場合はより早期に検査や治療を開始した方が良い。/②③ホルモン測定を行う血液検査は生理期間中、子宮卵管造影検査は生理終了後に実施するのが望ましい。/④卵巣刺激に用いられるレトロゾールはアロマターゼ活性阻害作用によりエストロゲンの生成を抑制する。

この記事の関連キーワード

この記事の関連記事

人気記事ランキング