要介護を食い止めるフレイル高齢者の薬物療法の秘訣を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q1 次のうち、フレイルの説明として正しくないものは?
- ア フレイルは、加齢による予備能力の低下で様々なストレスへの抵抗力・回復力が低下した状態。
- イ 身体的、認知・精神・心理的、社会的といった3つの側面を持つ。
- ウ フレイルから要介護状態に進行しても、適切な治療によって再びフレイル状態に戻ることができる。
- エ 加齢に伴う食欲不振は潜在的な修正可能なフレイルの危険因子の一つと考えられる。
要介護を食い止めるフレイル高齢者の薬物療法の秘訣を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q2 次のうち、フレイルと薬剤の関係として正しくないものは?
- ア 降圧薬(特に中枢性降圧薬、α遮断薬、β遮断薬)はふらつき・転倒・記憶障害などの症候の原因薬剤となる。
- イ 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は食欲低下などの症候の原因薬剤となる。
- ウ 過活動膀胱治療薬 (ムスカリン受容体拮抗薬)は便秘・排尿障害・ 尿失禁などの症候の原因薬剤となる。
- エ 腸管鎮痙薬 (アトロピン、ブチルスコポラミン)は抑うつなどの症候の原因薬剤となる。
要介護を食い止めるフレイル高齢者の薬物療法の秘訣を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q3 次のうち、J-CHSによるフレイルの評価基準として正しくないものは?
- ア 6か月で2-3kg以上の体重減少
- イ 15秒以上の片足立ちができない
- ウ 通常の歩行速度が1.0m/秒以下
- エ 握力が男性で26kg以下、女性で18kg以下
要介護を食い止めるフレイル高齢者の薬物療法の秘訣を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q4
(第106回薬剤師国家試験より)
75歳以上のサルコペニア(加齢性筋肉減少症)の高齢者160名を対象に健康教育を行うとともに、4つのグループに無作為に分類して筋力トレーニング(筋トレ)、ロイシン高配合の必須アミノ酸のサプリメント摂取(サプリ摂取)を定期的に行いながら追跡調査を行った。3ヶ月後、膝関節伸展筋力を指標としてサルコペニアが改善した者と改善しなかった者に分けたところ、以下の表の結果となった。また、3ヶ月後の膝関節伸展筋力の変動(%)を調べて図に示した。
サルコペニア及びこの疫学研究に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1 サルコペニアは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)と同様に、将来介護が必要となる要因の一つである。
- 2 「健康教育+ 筋トレ」群よりも「健康教育+ サプリ摂取」群の方が、「健康教育のみ」群に対するサルコペニアの相対危険度は小さい。
- 3 「健康教育+ 筋トレ+ サプリ摂取」群の、「健康教育のみ」群に対するサルコペニアの相対危険度は、約0.76である。
- 4 この図から、筋トレよりもサプリ摂取を行う方が、膝関節伸展筋力の改善効果が高いことがわかる。
- 5 この疫学研究方法は、コホート研究である。
要介護を食い止めるフレイル高齢者の薬物療法の秘訣を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q5
(第110回看護師国家試験より)
身体的フレイルの評価基準はどれか。2つ選べ。
- 1 視力低下
- 2 体重減少
- 3 聴力低下
- 4 歩行速度の低下
- 5 腸蠕動運動の低下