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特集クイズ

慢性疼痛のメカニズムを理解する|答えて学ぼう特集クイズ

2022年10月号
特集Quiz

慢性疼痛のメカニズムを理解するを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q1 次のうち、慢性疼痛の薬物療法として正しいものは?

  • NSAIDsは線維筋痛症に著効する
  • オピオイド鎮痛薬は慢性疼痛に対する長期投与は、有用性のエビデンスがなく逆に依存や乱用、死亡リスクがある
  • アミトリプチリンなどの三環系抗うつ薬は腰痛に効くとされる
  • ベンゾジアゼピン系の薬剤は副作用が懸念されるものの腰痛に効くとされる
Q1の答え 表示
  • オピオイド鎮痛薬は慢性疼痛に対する長期投与は、有用性のエビデンスがなく逆に依存や乱用、死亡リスクがある

解説

NSAIDsがよく効くとされるのは線維筋痛症ではなく変形性膝関節症
腰痛に効くとされるのはSSRIやSNRIであり、三環系抗うつ薬は神経障害性疼痛と線維筋痛症に有用とされる
ベンゾジアゼピン系の薬剤が、慢性腰痛や神経障害性疼痛、線維筋痛症に効くというエビデンスはあまりない

慢性疼痛のメカニズムを理解するを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q2 次のうち、慢性疼痛の治療に用いられる薬の組み合わせとして正しいものは?

  • ロキソプロフェン、オキシコドン、ドネペジル
  • カルバマゼピン、デュロキセチン、タモキシフェン
  • セレコキシブ、ガバペンチン、エピペン
  • トラマドール、デュロキセチン、アミトリプチリン
Q2の答え 表示
  • トラマドール、デュロキセチン、アミトリプチリン

解説

ドネペジル、タモキシフェン、エピペンがそれぞれ誤り

慢性疼痛のメカニズムを理解するを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q3 次のうち、疼痛の説明として正しいものは?

  • 典型的な慢性疼痛は部位を問わず1ヶ月以上あるいは通常の治癒期間を超えて持続する痛み
  • 疼痛は部位の違いで、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛の3 つに分類される
  • 下行性疼痛抑制系には心理状態が大きく影響する
  • 破局的思考は過度な運動が原因となる
Q3の答え 表示
  • 疼痛は部位の違いで、侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、痛覚変調性疼痛の3 つに分類される

解説

典型的な慢性疼痛1ヶ月ではなく3ヶ月以上
疼痛の3分類は正しいが、これらは部位というよりもメカニズムの違い
破局的思考は過度な運動ではなく過度な不動が原因のひとつとなる

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