片頭痛の治療はmigraine freedomを目指す NEW
片頭痛は、患者さんのQuality of Lifeを著しく低下させる脳神経疾患であり、近年はその社会的損失の大きさも注目されています。一方で、CGRP関連抗体薬やCGRP受容体拮抗薬の登場により治療は大きく進歩し、「片頭痛のない状態(migraine freedom)を目指す」へと治療戦略も変わりつつあります。しかし、受診率の低さや薬物乱用頭痛への進展など、依然として解決すべき課題も少なくありません。 今回は、片頭痛の病態や最新の治療戦略、薬剤師に求められる服薬指導や受診勧奨のポイントについて、富永病院 院長・脳神経内科部長・頭痛センター センター長の竹島多賀夫氏にご解説いただきました。
男性の排尿障害「尿が漏れる、出にくい」にどう向き合うか
頻尿や尿漏れ、残尿感といった下部尿路症状は、加齢に伴い増加することが知られており、高齢化が進む昨今では、QOLを損なう大きな要因となっています。特に男性では、前立腺肥大症などの前立腺疾患によって膀胱出口が圧迫され排尿障害を生じることも多く、こうした病態や治療法の特徴を踏まえたかかわりが求められます。そこで今回は、男性の排尿障害の特徴や原因、病態、治療法の概要に加え、本疾患の早期発見や治療継続において薬剤師が注意すべき点、患者とのコミュニケーションの工夫などについて、名古屋大学大学院医学系研究科 泌尿器科学教室 准教授 松川宜久氏にご解説いただきました。
高血圧 管理・治療ガイドラインのポイント
2025年に日本の高血圧管理・治療ガイドラインが改訂され、新たな降圧薬の登場や高齢化の進展などの背景を踏まえた新たな血圧管理指針が示されました。一方で、高血圧は脳心血管病や腎臓病、認知症の発症リスクを高める疾患であるにもかかわらず、日本における血圧コントロール状況は主要経済国の中でも最低レベルにあります。今回は、改訂された高血圧管理・治療ガイドライン20251)に基づき、薬剤師が押さえておきたい血圧管理のポイントや血圧コントロール状況の改善に向けた薬局や薬剤師の役割などについて、横浜市立大学附属 市民総合医療センター腎臓・高血圧内科 部長の平和伸仁氏に解説してもらいました。