薬剤師トップ  〉 ファーマスタイル  〉 業界  〉 本田先生のHealthy Days  〉 “夏に魅せられる”「Happyボディ」のつくりかた
check
【特定薬剤管理指導加算】「最初に処方された1回に限り算定」って?
本田先生のHealthy Days

“夏に魅せられる”「Happyボディ」のつくりかた

2018年7月号
夏に魅せられる”「Happyボディ」のつくりかたの画像

“夏に魅せられる”「Happyボディ」のつくりかた

夏に向けて「ダイエットしたい!」と感じる方は多くいらっしゃいます。ここで焦って「食べないダイエット」をすると、筋肉は落ち、体型が崩れがちに…。さらには、栄養不足から、お肌の状態が悪くなり、風邪や感染症などにもかかりやすくなります。本当のきれいの4ステップを知って、“夏に魅せられる”「Happy ボディ」をつくりましょう。

ステップ1 『お家でつくるHappyボディ』

朝日を浴びながらお部屋をきれいにすることを“毎日10分”だけ意識してみてください。すると、カラダに貯まっているエネルギーを消費できるだけではなく、体内時計がリセットされ、太りにくいきれいなカラダがつくられます。「今日は床のモップがけと拭き掃除♪」「明日は窓拭き♪」という感じに!気がついたところを、きれいにお掃除するだけで、毎日平均的に約30kcal前後のエネルギー が消費できます。これは約10分のウォーキングに相当し、1年間続けると、なんと!!体脂肪が1kg減る計算になります。朝できない時は夜でも構いません。カラダもお部屋もきれいになり一石二鳥です。

ステップ2 『自分の体重、体脂肪率、筋肉量を知ってつくるきれい』

体重や体脂肪率、筋肉量などが分かると、自分の食習慣や行動の傾向が分かりますので2週間に1回リビングでチェックすることを習慣化しましょう。その情報をもとに、先1週間の生活習慣の計画を立てましょう。
女性の健康的な体脂肪率の目安は22.0~27.9%。体脂肪率が17%未満になると月経不順や月経異常を起こすこともあるので注意が必要です。

ステップ3 『目標をたてる』

「Happyボディ」は適度な筋肉と体脂肪でつくられます。①〜③を目標に生活習慣を整えましょう。医学的に1ヶ月に落としてよい体重は2kgまで。

  1. BMI:18.5~23.0
  2. 体脂肪率:22.0~27.9%
  3. 筋肉量:お使いの体重計の機種ごとの平均値以内

ステップ4 『1汁3菜の定食風ごはんでしっかり栄養を摂る』

カロリーを抑えるのではなく1日3食しっかり栄養を摂りましょう。基本は1汁3菜の定食風ごはん。良質なたんぱく質は、毎食握りこぶし1個分程度きちんと食べるように心がけましょう。また食材の色を5色以上揃えることも大事。食事は、汁ものや食物繊維の多いものから食べると太りにくくなります。おやつはたんぱく質ときれいな色のフルーツを組み合わせたものがオススメです。
人間のカラダは60~80兆個の細胞からなり、日々食べる食事で細胞はつくられます。生活習慣を工夫して、“夏に魅せられる”きれいな「Happyボディ」を手に入れ、人生を楽しみましょう。

〈参考資料〉目崎登ほか:産科と婦人科. 527-533.1999.

この記事の関連キーワード

この記事の冊子

特集

アナフィラキシーの病態と対処法とは?

食物や薬剤、昆虫毒などが原因で起こる全身性のアレルギー症状を、アナフィラキシーといいます。アナフィラキシーは、アレルギー専門医に限らずすべての医療従事者が遭遇する可能性がある病態です。発症の原因やそのメカニズム、対処法について解説します。

アナフィラキシー その病態と対処法を知るの画像
専門医+エキスパートに聞くよりよい服薬指導のための基礎知識

“痛み”の服薬管理「疼痛管理」とは?

投薬後の服薬管理や効果と副作用の確認には、経験を積んだ薬剤師の役割が不可欠である。とりわけがんを中心として、疼痛管理や緩和ケアに精通した薬剤師の存在は今後ますます重要になると言われています。

“痛み”の服薬管理「疼痛管理」とは?の画像
専門医+エキスパートに聞くよりよい服薬指導のための基礎知識

“痛み”を訴える患者にとって、薬剤師ができる最善の処方提案

鎮痛薬を使うことは、決して痛みを取り除くことが目標ではなく、患者のQOLの改善を目標に据えることが大切です。そのために薬剤師は、治療目標を患者と共有し合意してもらうことが重要になります。アセスメントに基づく、患者に寄り添った服薬指導とは?

“痛み”を訴える患者にとって、薬剤師ができる最善の処方提案の画像
エキスパートクイズ

疼痛管理|答えて学ぼうエキスパートクイズ

「疼痛管理」について正しく理解できていますか?クイズで確認してみましょう。

疼痛管理|答えて学ぼうエキスパートクイズの画像
ここに注目!知っているようで知らない疾患のガイセツ

知っているようで知らない 疾患のガイセツ 川崎病

乳幼児に多く発症し、心臓に後遺症が生じる恐れがある川崎病は、いまだに原因が解明されていません。今回は国立成育医療研究センター臨床研究センター企画運営部の部長の小林徹氏に、川崎病とその最新治療の動向について解説していただきました。

知っているようで知らない 疾患のガイセツ 川崎病の画像
本田先生のHealthy Days

“夏に魅せられる”「Happyボディ」のつくりかた

本田先生が女性の健康をテーマに語るHealthyDaysシリーズ。今回は、“夏に魅せられる” 「Happy ボディ」のつくり方について。きれいの4ステップを知って「Happyボディ」を目指しましょう。

“夏に魅せられる”「Happyボディ」のつくりかたの画像
Medical Diagram

実は危険!? くしゃみの法則

欧米に旅行や仕事で訪れた際、くしゃみをしたときに周りの人から声をかけられたことはありませんか。これは昔、くしゃみをすると魂が抜け出て、代わりに悪魔が入り込むという言い伝えがあり、それを防ぐために周りの人が言葉をかける習慣が生まれた、といわれています。

くしゃみの法則の画像

この記事の関連記事

人気記事ランキング