民間企業の法定雇用率は2.3%、従業員を43.5人以上雇用している事業主は障害者を1人以上雇用しなければならない、という障害者雇用率制度があります。今回、ファーマスタイルでは、薬局グループの特例子会社として重度障害者を雇用しているクオールアシスト株式会社と、障害者の就労支援をしている株式会社ワイズキャリアに取材し、障害者雇用の実際のところを聞きました。
障害に対するリハビリだけでなく、直接的な社会復帰をサポート
株式会社ワイズキャリアは障害者手帳をお持ちの方を対象にした就職・転職支援サービスを提供する障害者専門の人材紹介業です。弊社グループ会社のワイズでは、2014年から脳血管疾患後遺症に特化した自費リハビリ施設『脳梗塞リハビリセンター』を運営し、リハビリを通じて社会復帰を目指す方々を多くサポートしてきました。
ご利用者の約半数は50代以下であり、多くの方が再就職を望まれますが、身体機能が改善しても納得のいかない業務や職種だったり、障害が残っていることで再就職先が見つからなかったりなどで社会復帰を断念される方もいらっしゃいました。そのような現状に触れ、就業マッチングの重要性を感じるとともに、直接的な社会復帰のサポートをして参りたいとの思いから、2022年6月に弊社を設立し、現在、弊社グループ運営の『脳梗塞リハビリセンター』をご利用された方を中心に職業紹介をしております(求職者登録は障害者手帳をお持ちであればどなたでも可能です)。
勤務開始後も身体と課題改善のためのサポートを実施 働きやすい環境作りにより定着を
弊社の特徴として、理学療法士など身体の専門家による“障害の正確なアセスメント(評価・分析)”により、ご本人の経験・能力・適正だけでなく、障害特性・お身体の状態とマッチする求人をご紹介することが可能になっています。
求職者様が登録されたら、まずキャリアカウンセラー及び身体の専門家との面談及びアセスメントを実施します。その後、求人企業様とのマッチングを行い、 求職者様と企業との面談を経て、採用という流れになっています。弊社では、求職者様の内定後3か月間、求職者様に対してオンラインでのサポートを実施します。具体的には、業務に必要な身体の使い方やリハビリ、サポート機器などの必要性の有無といったアドバイスを、身体の専門家が行うことで勤務の定着をサポートします。一方、企業様ともどのようなご配慮により登録者様が、より力を発揮しやすくなるかなどのご相談もさせていただきます。
障害があって求職活動をされている方々と障害者雇用を検討している企業様に“障害に関する理解の深いパートナー”としてワイズキャリアを認知いただき、双方にとって互恵となるマッチングをお手伝いしたいと考えております。病院でのリハビリ終了後も自費リハビリで社会復帰に備えて身体の改善に努められている意欲的な方や、薬剤師免許や医療事務の資格などをお持ちの身体障害の方のマッチングをお手伝いできると幸いです。ご関心ある企業様は、ぜひ一度、弊社にご相談ください。
障害のある方の就職・転職支援 ワイズキャリア
【会社概要】
社名:株式会社ワイズキャリア | |
代表者:早見泰弘 | |
事業内容:障害者専門の人材紹介、コンサルティング | |
サポート体制: | 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、柔道整復師、鍼灸師、両立支援コーディネーター |
【お問い合わせ窓口】
株式会社ワイズキャリア
TEL:03-5544-8685
メール:yscareer@ys-j.co.jp
●詳細はWEBへ
https://ys-j.co.jp/career.html