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不妊治療に関する意識調査

2017年8月号
不妊治療に関する意識調査の画像
既婚女性の3人に1人は不妊に悩んだ経験がある─。メルクセローノ株式会社が20代~40代の男女約3万人に実施した不妊治療に関する意識調査から既婚女性の多くが不妊に悩んでいる実態が明らかになった。同社が2017年6月8日に東京都内で開催したプレスセミナーで、徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野教授の苛原稔氏はこの結果に触れ、「妊娠や不妊について適切な情報を患者に提供することが大切」と訴えた。

晩婚化・晩産化で不妊が増加

日本人女性の平均初婚年齢は2010年で28.8歳、第1子出生時の平均年齢は29.9歳と、30歳前後で結婚して最初の子どもを出産する人が多い。一方で、30歳を超えると不妊率は上昇し始め、30歳~34歳で15%、35歳~39歳で30%、40歳~44歳では64%にまで高まる。女性は高齢になるほど妊娠しにくいだけでなく、妊産婦死亡率や周産期死亡率も高くなるため、不妊の問題は深刻化・複雑化している。
メルクセローノ株式会社が2017年4月、20代~40代の男女約3万人を対象に実施したインターネット調査によると、既婚女性の32.9%が不妊の悩みを経験していると回答し、4割は不妊症を自覚して医療機関を受診するまでに半年以上かかっていた。受診が遅れた理由をみると「自然に任せたい」が5割、「良い病院・クリニックがわからない」が2割を占め、不妊に関する認識と情報の不足が受診の遅れを招いている可能性が示唆された。
日本産婦人科学会は、“避妊することなく通常の性交を継続的に行っているにもかかわらず妊娠の成立をみない場合”を不妊と定義し、その期間の目安を1年としている。
不妊症の主な原因は、

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