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【特定薬剤管理指導加算】「イ(RMP)」「ロ(選定療養)」算定Q&A
エキスパートクイズ

関節リウマチ|答えて学ぼうエキスパートクイズ

2019年3月号
関節リウマチ|答えて学ぼうエキスパートクイズの画像

関節リウマチを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q1 メトトレキサートの投与禁忌とされる患者として不適当なものを選べ

  • a 胸水、腹水を認める患者
  • b 重症感染症を有する患者
  • c 低アルブミン血症を認める患者
  • d 重大な血液・リンパ系障害を有する患者
Q1の答え 表示

c低アルブミン血症を認める患者

解説

メトトレキサートは、軽度の臓器障害を有する患者や高齢者、低アルブミン血症を認める患者では慎重投与とされています。

関節リウマチを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q2 メトトレキサートの副作用としてふさわしいものを選べ

  • a 骨髄抑制
  • b 間質性肺炎
  • c 感染症
  • d 嘔気
  • e 発疹
  • f 口内炎
  • g 倦怠感
Q2の答え 表示

全て

解説

骨髄抑制・間質性肺炎・感染症・嘔気・発疹・舌炎・咳嗽は頻度0.1~5%未満とされています。このほか重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー、結核、劇症肝炎、肝不全、急性腎障害、尿細管壊死、重症ネフロパチー、肺線維症、胸水、中毒性表皮壊死融解症(TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、出血性腸炎、壊死性腸炎、膵炎、骨粗鬆症、脳症(白質脳症を含む)があります。

関節リウマチを読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!

Q3 以下の文章の( )内に当てはまる用語を答えよ

JAK阻害薬には(❶)と(❷)があるが、感染症、(❸)、黄疸、消化管穿孔、(❹)などの副作用がある。新規薬剤のため、日本リウマチ学会の「全例市販後調査のためのトファシチニブ使用ガイドライン」では(❺)mg/週以上のMTXを3ヵ月以上継続してもコントロール不良の関節リウマチに対して本剤による治療を行うことを推奨している。

Q3の答え 表示

AK阻害薬には(❶ トファシチニブ)と(❷ バリシチニブ)があるが、感染症、(❸ 肝機能障害)、黄疸、消化管穿孔、(❹ 頭痛)などの副作用がある。新規薬剤のため、日本リウマチ学会の「全例市販後調査のためのトファシチニブ使用ガイドライン」では(❺ 8)mg/週以上のMTXを3ヵ月以上継続してもコントロール不良の関節リウマチに対して本剤による治療を行うことを推奨している。

解説

ファシチニブの重大な副作用として、感染症、消化管穿孔、好中球・リンパ球・Hb減少、肝機能障害、黄疸、間質性肺炎があります。バリシチニブの重大な副作用は、感染症、消化管穿孔、好中球・リンパ球・Hb減少、肝機能障害、黄疸、間質性肺炎です。

出題者よりコメント

メトトレキサートとJAK阻害薬の副作用を中心に問題を作成しました。治療継続のためには副作用のモニタリングが重要です。患者さんには対処法も含めた情報提供を十分に行い、長期の寛解維持を支援していくことが薬剤師に求められています。

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