関節リウマチ診療の最新の考え方を読んで、正しく理解できたかチエックしてみましょう!
Q1 次のうち、関節リウマチの症状の説明として正しいものは?
- ア 関節症状であるこわばりは、夜間に最も強く症状が出る。
- イ 関節症状は左右非対称性に出現することが多く、最も多いのは肩である。
- ウ 関節リウマチは全身性の慢性炎症性疾患のため、炎症が肺の肺胞組織に及ぶと間質性肺炎になることもある。
- エ 関節破壊の進行による関節機能障害は可逆的である。
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Q2 関節リウマチ治療におけるMTX服用法について、各空欄に正しいものを選択してください。
診断後、禁忌がなければ速やかにメトトレキサート(MTX)を導入し、(❶)週間ごとに適切な投与量まで増量していくのが標準的な治療です。MTXは(❷)回の服用ですが、12時間ごとに分2または分3で服用してもらい、最終服用から48時間後に副作用軽減のために(❸)を服用してもらいます。
- ❶ ア:1~3 イ:2~4 ウ:3~5
- ❷ ア:週1 イ:週2 ウ:2週に1
- ❸ ア:葉酸製剤 イ:鉄剤 ウ:カルシウム製剤
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Q3 関節リウマチの適応を持たないJAK阻害薬は?
- ア バリシチニブ
- イ ペフィシチニブ
- ウ ウパダシチニブ
- エ アブロシチニブ
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Q4 (第99回薬剤師国家試験より)関節リウマチに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1 滑膜細胞からは、IL-6やTNF-αなどの炎症性サイトカインが分泌される。
- 2 合併症として、間質性肺炎がある。
- 3 リウマトイド因子は、IgMのFc部分に対する自己抗体である。
- 4 全身の大小の関節が障害されるが、脊椎は障害されない。
- 5 手指では、特に遠位指節間関節(DIP)が障害されやすい。
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Q5
(第102回薬剤師国家試験より)
50歳女性。関節リウマチに対して、メトトレキサートで治療を開始した。6ヶ月間継続後、寛解の目標を達成できず、生物学的製剤の導入が検討された。関節リウマチに用いる生物学的製剤に関する記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1 いずれもTNF−α(腫瘍壊死因子−α)阻害薬である。
- 2 痛み、腫れを抑えるが、関節破壊の進行を抑えることはできない。
- 3 TNF−α阻害薬が奏攻しない場合は、別のTNF−α阻害薬を用いてもよい。
- 4 いずれもメトトレキサートとの併用が必須である。
- 5 いずれも治療開始前に結核の既往歴を確認する。